佐渡市立赤泊中学校

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学校だより【9月号】

2020.9.25

○○の秋、学びの秋

校長 村川健太郎

<9月8日、全校朝会の講話より>
 過日の体育祭では、一人一人が「競技者として」、「応援団として」、「運営者として」、躍動感にあふれた最高のパフォーマンスを発揮してくれました。様々な制約の中でも、力を合わせて創り上げた成功体験として、共有の財産にしましょう。本当にお疲れ様でした。暑さも峠を越し、過ごしやすい秋に向かいます。スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋…、いろいろありますが、ぜひ、爽やかな気候の中、学びの秋も実践してほしいものです。

 1学期に市内中学校で行った「家庭学習時間調査」によると、通常日の市内平均学習時間は65分、テスト前1週間の平均は150分です。これに対し、赤泊中は通常日が84分、テスト前が175分と、いずれも市内平均値を上回っています。赤泊中の皆さんがよく頑張っている様子が分かります。ただ、これはあくまでも平均値であって、全員が等しく努力しているというわけではありません。これから頑張ろうという人もぜひ力を発揮してください。
 また、学習の「量」だけでなく、「質」の部分も見直してみましょう。「教科書をじーっとながめる」や「ワークに答えを書き写すだけ」などはもったいない時間の使い方です。例えば「疑問点を自分の力で調べる」とか「学習内容を文章や図にまとめる」とか、考え方を鍛えるような勉強にも挑戦してみましょう。

 ここでいくつか「学び」に関する格言を紹介します。

● 誰よりも3倍、4倍、5倍勉強する者、それが天才だ。(野口英世)
● 人間はもともとそんなに賢くありません。勉強して修行して、やっとまともになるのです。(瀬戸内寂聴)
● 人間を賢くし、人間を偉大にするものは、過去の経験でなく、未来に対する期待である。期待を持つ人間は何歳になっても勉強するからである。(バーナード・ショー)
● 天才?そんなものは決してない。ただ勉強です。方法です。不断に学んでいるということです。(ロダン)
● 一生勉強 一生青春(相田みつを)
● 学ぶことで才能は開花する。志がなければ、学問の完成はない。(諸葛孔明)
● いかに知識を身に付けたとしても、全知全能になることなどはできないが、勉強しない人々とは天地ほどの開きができる。(プラトン)
● 悪賢い人は勉強を軽蔑し、単純な人は勉強を称賛する。そして、賢い人は勉強を利用する。(フランシス・ベーコン)
● 長い人生には必ず浮き沈みがある。しかし、努力勉強は必ず報われる。(江戸英雄)
● There is no royal road to learning. 学問に王道なし(西洋のことわざ)

 勉強することの意味や意義、価値について、先人の様々な考えがあります。自分が共感できる格言はありましたか。「勉強時間」は待っていても現れません。「勉強時間」は創るものです。誰もが平等にもっている24時間のなかで、どうやって時間を創ったら良いか、さらに勉強の質をどう高めるか、工夫して欲しいと思います。自分の「学びに向かう力」を高めていってください。


コロナ禍での体育祭

 9月5日(土)ほぼ例年どおり、体育祭を開催することができました。コロナ禍の中、三密を避けながら競技内容を変更したり、応援を縮小したり、観戦を保護者のみに限定したりなどの工夫をし、開催に至りました。この間、生徒も様々な制約の中で練習や準備を行い、例年とは違った苦労を重ねてきました。
 両軍団長の力強い選手宣誓で始まった体育祭は、熱戦に次ぐ接戦と、親子競技での温かい絆と笑顔で、大いに盛り上がり、素晴らしい一日となりました。最終種目の「赤中ソーラン」の舞は、生徒、保護者、職員が一体となり、コロナ禍を吹き飛ばす爽快な幕切れとなりました。保護者の皆様の生徒への支援と、当日のボランティアスタッフには感謝してもしきれません。赤泊の力、地域の力を感じた一日でした。


おけさ学習

 9月2日(水)山田やまびこ会様より4名の指導者をお招きして、佐渡おけさの学習を行いました。講師の上野様からは、基本の更に上のレベルになるためのポイントを指導していただきました。9月5日の体育祭に向け、生徒は熱心に取り組みました。


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