佐渡市立赤泊中学校

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学校だより【4月号】

2021.4.20

入学式辞より

校長 本間祐一

 〜時候の挨拶省略〜
 保護者、ご家族の皆様、お子様の中学校入学、誠におめでとうございます。立派に成長した姿を目の当たりにし、感慨もひとしおのことと思います。
 さて、12名の新入生の皆さん、入学おめでとう。本日から伝統ある赤泊中学校の一員です。一人一人の輝いた表情からは、希望とやる気を感じます。いよいよ中学生としての第一歩が始まりました。
 皆さんは、小学校6ヶ年を通して、必要な学力や体力を身に付けてきました。そして、ルールを守る規範意識、仲間と協力する社会性など、人としての基本的なことを学んできました。その成果の上に、将来、変化の激しい社会の中で、親や教師から離れ、自立して生きていくことができる、その基礎となる力や態度を、赤泊中学校で身に付けてほしいと願っています。
 そこで、中学生になった皆さんに、次のことを期待します。今現在、将来の夢や目標はありますか。最初に全員に言いたい。「夢や目標をもち自己を高める生徒」になってほしい。一人一人が将来の夢や目標を自覚すること、次に、その夢や目標を実現するためにはどういう進路が必要か、自分なりに研究すること、そして中学校で自分は何に没頭し、どんな自分になりたいのか、「3年後の自分の姿」を明確にイメージすること、この「自己成長プラン」をしっかり心にもって、中学校生活をスタートしてほしいのです。もちろん、途中で夢や目標が変わることがあるかもしれません。それは構いません。また「新たな計画」を練ればいいのです。とにかくなりたい自分に向かって、決して途中であきらめることなく、粘り強く取り組んでほしいのです。必ず、充実した中学校生活になると同時に、大きく自己を成長させることができるはずです。

「人間として最大の危機は、高い目標を掲げて、それを達成できないことではない。低い目標を掲げて、それを達成して満足することである」

 芸術家ミケランジェロの言葉です。
 我々教職員は、皆さんの夢や目標の実現に向けた取組に対して、全力でお手伝いをすることを約束します。
 次に、世の中は情報化社会と言われます。近い将来人工知能が人間のいくつかの職業を奪うという予測も出ています。今後もその流れは加速していくでしょう。学校でも1人1台タブレット授業がスタートしようとしています。だからこそ、この義務教育最後の3年間は、人とかかわり、自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じて、汗を流して、頭で確かめるという、実体験を大切にしてほしい、と考えています。
 その際に意識してほしいキーワードはなんでしょうか。それは「主体性」です。自ら課題を見つけ、自ら考え、自らの判断で行動することが求められます。中学校入学を機に「教えてもらう」から「自ら学ぶ」への意識変換をしてほしいのです。失敗は大歓迎です。失敗を繰り返しながら自分で獲得した知識や経験は知恵になります。知恵になれば、将来に必ず生きます。100回検索するより、1回の実体験の方が重要だと考えています。これからの社会に求められる人材は「間違えない達人」ではなく「誰も思いつかないような発想で新しいものや価値をつくりあげる達人」です。多くのことを体験し、なにより楽しい中学校生活を過ごすことを期待しています。どうか一日も早く新しい生活環境に慣れ、心身ともに健全に保ち、主体的に学び、大いに挑戦し、目標に向かって進んでください。
 保護者の皆様、本日より、大切なお子様をお預かりいたします。一人一人の健やかな成長のため、家庭、地域、学校が一体となって教育に取り組んでいくことが必要です。どうかご支援とご協力をお願いします。
 最後にもう一度、新入生の皆さん、入学おめでとう。皆さんが、先輩たちと仲良く、協力して赤泊中学校の新たな歴史を築いてくれることを期待し、式辞といたします。


新学期スタート

 令和3年度が始まりました。新入生12名を迎え、全校生徒35名の新たな旅立ちです。4月6日の入学式では、菊池麗來さんからの「誓いの言葉」がありました。新しい中学校生活に向けた、前向きで力強いメッセージでした。
 昨年度はコロナ禍で、様々な行事や大会、教育活動が中止、縮小、制限された1年となりました。まだまだ先の見通せない状況ですが、職員、生徒の力を合わせ、令和3年度の活動を行っていきたいと思います。保護者の皆様、地域の皆様、ご支援の程、よろしくお願いいたします。


新入生誓いの言葉

 桜のつぼみもふくらみ、きれいな花を咲かす季節になりました。
 入学式を迎えた私たち新入生12名は、今喜びと希望でいっぱいです。
 校長先生、先輩から励ましの言葉をいただき、改めてこの赤泊中学校でがんばろうという気持ちになりました。
 私たちは小学校で、「じょうぶな体 きれいな心 力いっぱい 精いっぱい」を目標に、学習や行事をがんばってきました。
 その気持ちを忘れず、中学校では難しくなる勉強にも根気強く、自主的・計画的に取り組みます。
 元気なあいさつを忘れずに、行事では先輩や友達と力を合わせてがんばります。部活では、自己ベストを目指して練習を行います。
 そして「心身ともに健全でたくましい生徒」を目指し、赤泊中学校の生徒になった自覚と誇りをもって心も体も鍛えていきます。
 それではみなさん、今日からよろしくおねがいいたします。
 令和3年度 新入生代表 菊池麗來


生徒会オリエンテーション

 4月8日(木)生徒会オリエンテーションが行われました。前半は「赤中を知る2択クイズ」で上級生、下級生の親睦を図り、続く「生徒会説明」では動画を交えながら、赤中生徒会の主な活動を1年生に紹介しました。後半は部活紹介で、各部長が練習内容などを紹介し、部員が練習内容のデモンストレーションを行いました。
 1年生はそれぞれの部活の様子を興味深く参観していましたが、仮入部期間を経て、13日の部活動部会で正式入部となりました。3年間の努力と活躍を期待します。


新任職員の自己紹介

校長 本間祐一 新発田市立川東中学校より

 赤泊は、約30年前に講師として務めた、私の教員生活スタートの地です。この度、新任校長として再びこの地に勤務することができたのも、何かの縁を感じます。きっと、「初心に戻って子どもたちに向き合うように」というお告げなのでしょう。学校の主人公は生徒です。生徒たちが毎日通いたくなる学校となるように、職員・保護者・地域の皆様と協力していきたいと存じます。
 好きな言葉は「心構えは 心が前」です。どうぞよろしくお願いいたします。

教諭 度會きぬ 上越教育大学より

 2年ぶりに赤泊に戻ってきました。佐渡での勤務は12年目になります。赤泊地区は食べ物もおいしくて温泉も海水浴場もキャンプ場もあり、とてもすてきなところだと感じています。さらに、この季節の給食の時間、ランチルームの窓からは、赤泊の美しい海と空と、風に舞う桜の花びらが楽しめます。このすてきな赤泊中学校に勤務できることに感謝しつつ、全力で子ども達の学びを支えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

教諭 小竹武志 新採用

 新採用として赤泊中学校に赴任が決まってから、驚きとわくわくを感じていました。佐渡に来るのは、小学生の時の修学旅行ぶり。今までとは違った環境になりますが、佐渡の魅力や赤泊の魅力をたくさん見つけていきたいと思います。この赤泊の地で、生徒、先生方、地域の皆さんと共に、成長していけるよう努めます。どうぞよろしくお願いいたします。

講師 石切孝之

 佐渡を離れ、関東地区で30年ほど社会人として勤めてまいりましたが、家庭の都合で2年前に赤泊に戻ってきました。この度、我が母校赤泊中学校で非常勤講師として教職の場を得たことに感謝しております。今まで教職の経験がなく、期待に応えられるか不安もありますが、社会人として得た経験や知見を活かして、楽しく、良く理解してもらえるような授業のお手伝いができればと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

庁務員 島倉輝昭 佐渡市立金井小学校より

 中学校に勤務するのは、赤泊中学校が初めてになります。学校によって違いはあると思いますが、新たな気持ちで小学校の経験を生かしつつ、1日も早く赤泊中の一員となれるよう、一生懸命がんばっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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