◀前号へ 次号へ▶

学校だより【5月号】

2021.5.26

「なりたい自分になる」ために

 ～自己否定ではなく、自己肯定を～

校長 本間祐一

 5月6日（木）の全校朝会で、「赤中丸 出航！」というタイトルで、スライドを用いながら次のような話をしました。
 「令和3年度の4月が終わりました。ちょうど１か月前に新入生が入学し、新しい学年・学級、委員会、部活動となって、赤泊中学校が本格的に始動する時期となりました。
 それぞれが、新しい環境、新しい立場となった中学校生活に慣れてきたでしょうか？　なりたい自分の姿をイメージすることができているでしょうか？　今がそのイメージを明確に設定する時です。一年後に、『どれくらいなりたい自分に近づけたか』という評価をするために、自分の得意分野をどんどん伸ばし、さらなる自分磨きに挑戦していきましょう！」という内容でした。

 今回は、この話にもう少し説明を加えて、改めて全校生徒に伝えたいことをまとめてみます。

「なりたい自分になる」とは？

 全校朝会で話したように、「なりたい自分になる」とは、自分の得意分野を生かし、自分が頑張りたいこと・目指したいものに向かって全力で取り組むということです。決して、今の自分の姿を否定して、まったく別の自分に変身することを意味するものではありません。自分の良いところも悪いところもひっくるめて理解し、自分の良いところを伸ばしていこうという意味です。つまり、自己否定ではなく自己肯定の発想です。
 脳科学的にも、否定からスタートする意識は否定にゴールすることが認められているそうです。ですから、「今の自分はダメなんだ」と否定するのではなく、自分の良いところを肯定し、さらに伸ばすための方策や努力を見つけていくことが大切なのです。
 また、「なりたい自分」＝「すべての人に認められる自分」ではありません。周りの人からすごいと思われたいとか、褒められたいなど、他人の評価を気にしすぎると、周りの評価によって自分の評価も上がったり下がったりします。「これじゃダメなんだ。もっと認められる自分になろう。」と次の理想を追い求めることになります。本当に大切なことは、他人との比較から生まれたものではなく、自分を主人公にして生き方や目標を考えるということです。

自分にとっての「本当の豊かさ」「幸せ」は何かを追求しましょう。

 これからたくさんの行事や活動、そして学習を経験していきます。いろいろな人と関わり合いながら、今の自分をさらに磨いていく努力を期待します。学校は失敗してもいい所です。自分に限界を作らず、挑戦する人になってほしいと願っています。「なりたい自分になる」ために。

陸上大会で新記録

 5月1日（土）に、小学生、中学生、高校生、一般を対象とした佐渡陸上競技選手権大会が、5月14日（金）には佐渡市中学校陸上競技大会と、5月に2つの陸上大会が開催されました。3年生の佐々木諒光さんは男子200m走で大会新記録及び通信陸上大会新潟県標準記録突破を達成しました。また、林凰雅さん、佐々木諒光さん、石塚涼平さん、中川大夢さんによる男子4×100mリレーで１位など、数々の好記録を残しました。詳細は最終ページ「栄光の記録」に掲載しました。

球技大会での活躍

球技でも多くの大会が行われました。野球は4月24日（土）25（日）に第四北越銀行旗大会、テニスは5月3日（月）に団体戦、5月9日（日）に会長杯、卓球は4月29日（木）にシングルス戦中学生の部、5月23日（日）にシングルス戦オープンの部がそれぞれ開催されました。卓球シングルス戦中学生の部で２年の平野哲琉さんが３位に輝きました。

３年修学旅行

4月21日（水）～23日（金）の日程で３年生は修学旅行に行ってきました。スパリゾートハワイアンズでは、現地の方の講話を通して、福島の復興に賭ける想いを学ぶことができました。

緑の少年団とＪＲＣ

赤泊中は上記2つの団体に所属し、緑化活動やボランティア活動に取り組んでいます。今年度も地域の美化活動や各種募金活動などを予定しています。社会や地域への貢献を期待しています。

総合学習校外調査

5月20日（木）、各学年は総合学習の一環として、地域に学ぶ調査活動を行いました。新たな佐渡の魅力を発見できた１日となりました。

１年生：佐渡博物館「大化石展」

２年生：ビオトープづくり

３年生：伝統文化と環境福祉の専門学校

栄光の記録

佐渡陸上競技選手権大会（5/1）

佐渡市中学校陸上競技大会（5/14）

◀前号へ ▲TOPへ 次号へ▶