学校だより【8月号】
2022.8.26
想いは招く 願いを言葉に
校長 本間祐一
<始業式の校長講話より>
まず、全校生徒が命を大切に夏休みを過ごし、全員が無事に2学期を迎えられることに、心から喜びを感じます。皆さん、ありがとう。
そして、今ほどの代表生徒による抱負発表の中に、2学期に頑張りたいことや挑戦したいことの決意表明があり、力強さとともに頼もしさを感じました。本当にそうあってもらいたいと心から願っています。
今日は皆さんに、「願いが叶う方法」をお話します。一つ目は「想いは招く」ということです。
あるラジオ番組で、小さな女の子が質問しました。「流れ星に向かって夢を3回唱えれば、自分の夢が叶うって本当ですか?」
皆さんなら、女の子にどう答えますか?「それは伝説だから本当の話ではない」というと、夢が壊れてしまいそうですよね。かと言って、「本当の話だよ」では、科学的に証明できるわけでもないので嘘っぽく、いい加減な感じですよね。その時のゲストの答えが素晴らしかったです。
「○○ちゃんは、願い事あるの? … ○○になることが夢なんだ。素敵な夢だね。ところで、流れ星って見たことある? … 一瞬だったでしょ。その一瞬に自分の夢を言えるぐらいに、いつもいつも心の中で『私の夢は○○』と願い続けていれば、一瞬の間でも、願い事が言えるようになるよね。そうしたら、夢は必ず叶うと思うよ。がんばってね。」こんな素敵な会話でした。
「想いは招く」とは、夢を実現するには「願いを強く持ち続けることが大切だ」ということを表現しています。流れ星を見つけたその一瞬に、願う言葉が言えるくらい、強く心に思い続けることが大切なのです。
「なんとなく散歩していたら、富士山の頂上に立てた」というのは、絶対にあり得ないことです。散歩は散歩であって、目的がまるで違います。しかし、「私は富士山の頂上に立ちたい」「絶対に登頂するんだ」と宣言すれば、どうしたら登れるか、自分で考え努力を重ねるのではないでしょうか。これが「想いは招く」ということの凄さです。
自分は「こうなりたい」という、願いをもちましょう。できれば、「○○になりたい」等、具体的な方がいいです。特に3年生は、自分の進路について、自分でしっかりと目標を立てましょう。
二つ目は、「願いを言葉に」ということです。「叶う」という漢字は、「口」に「+」と書きます。+(プラス)の言葉を口にすると、いいことが起こります。例えば、普段から願いや夢を口にすることを習慣にしていると、回りの人も聞いてくれますが、誰よりも自分自身がその言葉を繰り返し耳にします。すると、どうなるか。自分自身で「私はこれをやりたいんだ!」と自分の夢を強く意識するようになります。目標の意識化、これが夢の実現の近道なのです。
ちなみに、-(マイナス)の言葉を口に出すと、「吐く」という漢字になってしまいます。たまには弱音を吐いてもいいですけどね。(笑)
さあ、挑戦の2学期が始まります。今日紹介した言葉を大切に生活してみてください。「どうせ無理」等、マイナスな言葉は避けましょう。
「心を入れ替えて」がんばるという言い方がありますが、マイナスをプラスに「言葉を入れ替えて」がんばりましょう。
学校評価アンケート(生徒)
7月と12月に、学校評価アンケートを実施しています。この結果を分析・検討し、今後の教育活動を進めています。以下は7月の生徒アンケートの回答です。
A■そう思う B■どちらかといえばそう思う。 C■どちらかといえばそう思わない。 D■そう思わない。
○5教科の授業は、学ぶこと・学んだことが分かる。(平均値)
○技能4教科の授業は、学ぶこと・学んだことが分かる。(平均値)
○家庭学習をするように努力した。
○学校では時や場に応じて、進んで挨拶している。
○学級の絆を深めるため、他を思いやる言動を意識し、協力して行動した。
○学校の絆を深めるため、他学年を思いやる言動を意識し、協力して行動した。
○自分は体力が向上したと思う。
○テレビやゲームの使用時間が長くなりすぎないようにしている。
○十分な睡眠時間がとれるように意識して生活している。
学校評価アンケート(保護者)
こちらは保護者向けアンケートです。生徒と同様、1学期末に回答をいただいた結果です。
A■そう思う B■どちらかといえばそう思う。 C■どちらかといえばそう思わない。 D■そう思わない。
○学校(学級)だよりで、学校や生徒の活動の様子を伝えている。
○地域と連携して特色のある活動ができるよう努力している。
○子どもが楽しく学校生活を送れるよう努力している。
○子どもが授業を理解し、分かるように努力している。
○子どもが家庭学習を行うよう努力している。
○子どもが体力をつけられるようにしている。
○保護者の声に誠意をもって対応している。
○子どもに対してきめ細やかな指導をしている。
○一人一人の子どもを大切にしている。
私の中高生時代(第3回 大屋那津子教諭)
──まず中学校時代のことを教えてください。
私が教員を目指したきっかけは、中学生のときの理科の授業です。実験などを通し、理由や考察を考えることを繰り返していくうちに、考えることが楽しくなっていきました。2年間のノートを見返して、自分の成長を実感することができたのも嬉しかったです。ただ定期テストでは直前での詰め込みを繰り返し、毎回後悔していました。この癖は今も直っていません。
──部活動はバドミントン部と特設陸上部ですね。
2つの両立がうまくいきませんでした。自分の努力が足りなかったこともあり、バドミントン団体戦優勝という伝統を守れませんでした。それでも最後まで見放さずに一緒にいてくれたチームメイトには今でも感謝しています。
──中・高ともに生徒会本部で活動したそうですね。
特に力を入れたのが高校の生徒会活動です。中学校に比べ圧倒的に、40倍くらい楽しかったです。ステージイベント等の企画・検討から準備・運営・反省まで、全て自分たちで考え、案を出し、実行していきました。当日は常に周りを見て、臨機応変に動きました。視野を広く、自ら動いて、行事を一から自分たちの手で作り上げることの達成感がものすごく大きかったです。
──高校から大学への進路選択はどのようにしましたか?
私は中学生のときから、中学校の理科の教員になる、と決めていたので、迷わず教育学部の理科専修を選びました。入った大学は多くの学部が集まる総合大学で、周りにはいろんな夢をもつ友達がいました。地質調査に関する仕事、聾者と関わる仕事、また、同じ教育学部でも学童の先生や塾講師など、いろんな職業を目指す人がいました。
一方私は、中学校の教員以外に興味をもったことも調べたこともありませんでした。自分とは違う夢を目指す周りの友達がすごくかっこよく、羨ましくも感じました。自分の夢はこれでよかったのかと考えたこともあります。でも、同じ夢を目指す仲間と切磋琢磨しながら、自分の知らなかった世界も知ることができました。私にとって良い大学を選んだと思っています。
──中学生の皆さんにアドバイスをお願いします。
皆さんが思っている以上に、世界は広いです。知らないことだらけです。自分たちの知らないところに、大事なことや面白いこと、皆さんの人生を変えてくれるものがあると思います。興味のあることもないことも積極的に知ろうとし、自分の世界を広げてください。本を読んだり、ドラマや映画・アニメを見たり、人と話したり、知らない場所を訪ねてみたり、などの経験が大事です。それらの経験から、自分にはなかった考え方や、自分の知らない世界に触れることができます。そして少しでも興味のあることや疑問に思うことがあったら納得のいくまで考え、追究し、それをまた誰かに話してみてください。きっと、昨日よりも楽しい今日、今日よりも楽しい明日になるはずです。
栄光の記録
両津川開きテニス大会 (7/30)
1年女子 3位 小橋日子 古屋野ルカ
カデット卓球佐渡地区予選会 (7/31)
14歳以下女子シングルス
1位 石塚柚奈 2位 浅形美月 3位 古屋野レイ
14歳以下男子シングルス 3位 金子侑叶
女子ダブルス 1位 浅形美月 石塚柚奈
男子ダブルス 2位 金子侑叶 菊池時生
(以上入賞5名 9/4県大会に進出)
両津川開き卓球大会(8/7)
女子シングルス 3位 石塚柚奈
両津川開き野球大会 (8/7)
3位 両津・赤泊中学校
全国離島交流中学生野球大会(8/23~25)
優勝 佐渡市中学校1・2年生選抜
ベスト8 佐渡市中学校3年生選抜
わたしの主張佐渡地区大会
奨励賞 齊藤澪