佐渡市立赤泊中学校

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学校だより【10月号】

2023.10.31

赤泊中学校の「秋」

校長 本間学

 秋も深まり、朝夕はめっきり寒く、暖房が恋しくなってきました。季節は晩秋、そして初冬へと移り変わる時期を迎えました。
 秋は、「食欲の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」など、いろいろな名前で呼ばれます。子どもたちは今、これまで取り組んできたさまざまな活動の成果を発表するとともに、さらなる高みを目指して努力を重ねる、充実した秋を過ごしています。
 10月22日(日)には、恒例の文化祭を開催しました。午前は全校生徒による合唱、午後は有志生徒によるダンスや寸劇等のパフォーマンスを発表しました。また、各学年の作品展示、バザー食品の販売、掘り出し市も体育館で実施しました。会場や開催時間、内容等、とてもコンパクトに、しかも中身の濃い文化祭を実施することができました。
 子どもたちは、1学期から制作に取りかかっていたものも含め、これまでの学習の成果を、個々の作品や合唱での歌声・ハーモニーに「実り」として結実させることができました。同じテーマの作品でも、着眼点が違ったり取り上げる場所が違ったり、また歌詞に込めた想いや歌う表情等、一人一人の個性を見て聴いて感じることができた一日でした。
 文化祭当日を迎えるまでには、いろいろな苦労や葛藤があったことでしょう。また、仲間の新たな一面を発見したりその絆がより強くなったりしたことでしょう。その「学び」をぜひ、これからの学校生活にいかすとともに、さらに充実・深化させてほしいと思います。
 その動きはすでに始まっています。
 11月7日(火)には、佐渡市中学校音楽発表会が行われます。子どもたちは、文化祭で披露した2曲を、アミューズメント佐渡の大舞台で再び披露します。今までで最高の合唱にしたいと練習にもさらに熱が入っています。当日は、会場の大ホールに歌声が響き渡り、聴く人を感動させる素晴らしい合唱となることを願っています。
 11月には、第3回定期テストや生徒会役員選挙が行われます。体育祭、文化祭という2学期(秋)の2大行事は終わりましたが、子どもたちが先を見通し、日々目標をもって活動に取り組み、それぞれの活動をとおして多くの「実り」や「学び」が得られるよう、引き続き指導・支援に努めていきます。
 手前味噌ではありますが、教職員もこの秋、授業や学級経営、生徒との関係づくり、人権教育、同和教育、道徳教育等々の研修に取り組み、自らの力量を高めるために研鑽を積んでいます。子どもたち同様、その「学び」が日々の指導・支援にいかされることを期待しています。
 子どもと教職員双方の「実り」と「学び」が相乗効果を発揮して、赤泊中学校の教育活動がさらに充実・深化していくことを願い、私もそのために最善を尽くしていきたいと思います。

文化祭特集

 10月22日(日)文化祭を開催しました。作品展、合唱、生徒会有志発表、PTAバザー・掘り出し市、それぞれの分野で生徒の活躍と、保護者の皆様のご協力により、大きな成果を挙げることができました。

職場体験

 9月28日(木)・29日(金)の両日、2年生が各事業所のご協力のもと職場体験を行わせていただきました。生徒は、2日間で大きな学びを得ることができました。各事業所の皆様、大変ありがとうございました。

【Aコープ赤泊店 様】

【サンライズ城が浜 様】

【スマイル赤泊 様】

【弥吉丸 様】

【赤泊保育園 様】

小中合同あいさつ運動

 10月19日(木)に小中合同あいさつ運動が赤泊漁港前で行われました。小学生と中学生が一緒になり、大きな声で地域の方へもあいさつすることができました。地域の方々には、いつも学校の教育活動を応援していただき、誠にありがとうございます。

私の中高生時代(第5回 本間信子栄養教諭)

──中学校時代のことを教えてください。
 中学校ではテニス部に入っていました。運動は苦手でしたが、球技系のスポーツは結構好きだったのでテニス部に入りました。テニス部の人数は12~15人くらいいて、大会前にはみんなで朝練をした思い出があります。3年生の時は、郡市の大会(旧佐渡郡)で頑張って、地区大会へ出場することができました。
 私のように運動が苦手でも頑張ればできるのだなと実感できました。
──高校ではどうでしたか。
 高校は家を離れて下宿をしながら通いました。自炊をしながらだったので、最初生活に慣れるまで大変でした。いつも早く週末にならないかなと思っていました。寮生は5~6人くらいいましたが、たまにみんなで1つの部屋に集まってお楽しみ会などするのが唯一の楽しみでした。また、夏休みや冬休みになる前には、みんなで寮の大掃除をしました。それがすごく大変だったことを思い出します。
──進路選択はどのようにしましたか。
 進路が決まるまで大変時間がかかりました。一つ上のいとこの影響もあり、最初、看護師になろうと思い県外の看護専門学校へ進学しました。しかし、看護師の仕事が合わず辞めてしまいました。新潟に戻り、市内の短大へ入り直し、料理を作ることが好きだったので、食物科を選択し栄養士を目指しました。私が学校栄養士に採用されたころは、給食の管理が主な仕事でした。今では、給食管理と食育指導も加わって、大変やりがいのある仕事だと思っています。
──中学生のみなさんにアドバイスをお願いします。
 私は中学校、高校と目標をもっていなかったので、進路がすぐ決まりませんでした。今、振り返ってみると、目標をもって取り組むことが大切だと思っています。
 結果がどうであろうと日々一生懸命努力することが大切だと思います。ひたむきな努力がいつしか成果につながると思うからです。自分のできることを頑張ろうと思いながら、毎日仕事に取り組んでいます。

笠木先生着任

 10/6(月)から、昨年度までお世話になっていた、笠木嘉則先生を学習支援員としてお迎えし、お力を借りています。週3回、月・水・金の午前中2時間の勤務を基本としています。よろしくお願いいたします。

文化祭報告

 10/22(日)に行われた文化祭で行った、赤い羽根共同募金、PTAバザー、PTA掘り出し市の報告になります。地域の皆様、保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。
赤い羽根共同募金 2,666円
PTAバザー収益金 20,160円
PTA掘り出し市収益金 12,690円

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