佐渡市立赤泊中学校

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学校だより【7月号】

2024.7.24

成長した1学期

校長 本間学

 今、自宅の近くや通勤途中に広がる水田の苗は、陽の光をいっぱい浴び、水や栄養を地中からいっぱい吸収して、すくすくと成長しています。やがて出穂し、秋には新米として収穫され、食卓に上がってきます。
 田植えをしたばかりの頃は、まだ背も低く、土にもしっかりと根付いておらず、風が吹くとどこかへ飛ばされてしまいそうな流されてしまいそうな不安定な状態でした。しかし、人の手で水田の環境は常に整備され管理されていますが、苗自身が成長しようという強い「意志」をもって、水と養分と太陽の光を積極的に取り入れ、大地にしっかりと根を張りめぐらせてきた結果が、今の成長した姿になっています。
 さて、そんな苗の成長する過程を改めて思い起こしてみると、1学期の子どもたちの歩みと重なって見えてきます。
 1学期がスタートしたころは、1年生も2年生も3年生も、それぞれ期待とともに不安や心配事もあったことでしょう。しかし、友達や家族、先生方の支えや応援、激励を受けながら今日まで頑張ってきました。心の底に常に「成長したい」という強い意志をもって、授業や家庭学習、部活動や係活動などに真摯にまた熱心に取り組んできました。それから3か月余りが経ち、今、見事に成長した姿を見せてくれています。子どもたちの1学期の歩みは、自らを成長させようと努力を積み重ねてきた歩みでもありました。
 ところで、とっても昔の歌の中に、「1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩下がる」という歌詞があります。『毎日少しずつでいいから前進しよう。でも時には自分の歩みを止め少し戻って振り返ってみよう。頑張ってきた自分を褒め、より良くなるための方法を確かめ、一息入れてまた前に進む鋭気を養おう。』この歌詞に込められた意味をかなり強引かもしれませんが、勝手に解釈してみました。
 本日、74日間の1学期が修了しました。この間、全校24名の子どもたちは、それぞれ目標を掲げ自らを成長させようと努力してきました。先に紹介した歌詞に擬えば、74日74歩、4月から一歩一歩着実に前進しました。明日からの夏休みは、歩みを一旦止めて一息入れ、1学期の自分の歩みを振り返り、成長した自分を思いっきり褒めてあげてほしいと思います。また、より良くなるためにこれから頑張ることを確かめてほしいと思います。2学期は大きな行事がたくさん控えています。駅伝大会、体育祭、定期テスト、文化祭、閉校式、音楽発表会、生徒会選挙等々。そんな2学期に備えて、心身を大いにリフレッシュし、楽しい充実した夏休みを過ごしてほしいと願っています。
 保護者の皆様、地域の皆様には1学期も大変お世話になりました。教職員一同深く感謝申し上げます。夏休みは、子どもたちの生活の中心は家庭・地域となります。子どもたちを温かく見守っていただくとともに、今後も引き続き赤泊中学校へのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

【赤中ソーランで元気いっぱい!笑顔いっぱい!】

人権講話

 6月26日(水)人権擁護委員の方をお招きし、人権講話が行われました。ドラマ「インターネットの向こう側」を題材に人権について全校生徒で考えました。人権について、活発に意見交換を行い改めてお互いの人権の大切さに気付くことができました。

体育祭チームカラー決定

 9月28日(土)の体育祭に向け、チームカラーの決定と結団式が行われ、今年度の体育祭活動がスタートしました。各チームとも3冠に向け意欲を燃やしています。

【紅軍結団式】

【蒼軍結団式】

小・中・地域合同防災訓練

 7月3日(水)小・中・地域合同防災訓練『赤泊みんなでまなぼうさい』が行われました。子どもたちは校舎3階へ垂直避難後に、赤泊小学校へ移動し、さまざまなワークショップを体験することで、防災についての学びを深めることができました。

【校舎3階へ垂直避難】

【赤泊小学校へ移動】

【心肺蘇生体験】

【展示デモ見学】

【炊き出し見学・試食】

プロジェクト支援訪問

 7月5日(金)下越教育事務所によるプロジェクト支援訪問が行われ、1年生の数学の授業を公開しました。上皿天秤とタブレットを使い、方程式の性質について学ぶ内容です。その後の協議会では、先生方が授業作りについて研修を深めることができました。

マナー講座

 7月17日(水)2年生を対象に、マナー講座が行われました。2学期の職場体験に向けて、マナーの大切さを再認識することができました。

ALT離任式

 7月19日(金)ALTのチャンドラー先生の離任式を行いました。チャンドラー先生には2年間、英語の時間を中心に大変お世話になりました。母国に戻っても元気に活躍されることを願っています。

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